?『Adobe Acrobat5.0』はハードウェア、ソフトウェアにかかわらずドキュメントをオリジナルの体裁で開くことができるファイル形式、PDFファイルを作成するアプリケーションだ。事業計画書、営業レポート、カタログ、パンフレットなど、制作物の種類にかかわらずこのPDFファイルにしてしまえば、紙に印刷するのとまったく同じように表示させることができる。 このソフトでは、Officeの文書をPDFに変換するのも使用するプリンタで「Adobe PDFの作成」を選択するだけの簡単操作で可能だ。ほかにもWebブラウザを使ってPDFファイルを開き、注釈を付け加える機能や、PDF文書そのものにセキュリティを設定することができるなど、数人で文書を作るときの作業効率が大幅にアップする機能が盛り込まれている。(杉村 啓)
読む、書く、なおす
Acrobat Readerは、読むだけ、それと比べてAcrobatは、印刷用のデータをただpdfにするだけ、のような印象がありますが、使い込んでみるとファイルの添付ができたり、署名が使えたり、修正ができたりと、紙を全く使わなくてもいい機能以上のものがあります。他のソフトでもpdf出力はできますが、それ以外の用途でもいろいろ使えるのでAcrobatをつかいこなした方がいいですね。
Illustratorと連携してベクトルデータのフォーマット変換ツールとして使う
技術職は、さまざまなアプリケーションが作成するベクトルデータを、報告書にまとめる必要がある。 そこでいつも問題になるのは、いかにしてアウトプットデータの融通性がまるで考えられていない技術系専用解析ソフトのベクトルデータのままVisio, Illustrator, MS-Officeなどのレポート作成ソフトに移動するかに苦労する。 多くの人はPrtScキーで画面キャプチャしたり、印刷された紙をスキャナーで再度読み込むなどして報告書、プレゼン資料を作成している。 しかし、AcrobatとIllustratorを連携して使用することでこの問題は画期的に解決される。 Acrobatはほとんどのアプリケーションが印刷データとして出力するベクトルデータとフォントデータをそのままベクトルデータとフォントデータとしてPDFファイルに保存できる。 そして、作成されたPDFファイルはIllustratorにてベクトルデータとフォントデータを維持したまま再編集が可能である。 たとえば、MapInfoなどGISの印刷データをPDF化->Illustratorで再度編集し報告書用の図表を作成、そして一部の図面はIllustratorのDXF書き出しを利用してCADにエクスポートするといった利用が可能。 このように、AcrobatとIllustratorの連携が汎用的なアプリケーション間のベクトルデータ交換ハブとして機能する。 高い再現性を維持しつつベクトル情報を汎用的に交換する手段は今のところAcrobatとIllustratorの連携プレーしか無いと思う。
見て、印刷して、配るだけでなく、すばらしい機能が満載されている
AcrobatのPDFファイルにするということは単に今までの電子文書を保存したり流通したりすると言う事ではない。それ以上に特に有用なのがPDFファイル上でのマルチメディア機能や帳表(フォーム)の機能だ。これらの機能は無料で配られているAcrobat Readerでは既に作られた物を見るだけだが、このフルバージョンを使用すればプレゼン資料から、アンケートの集計までいままで紙でやっていた事とインターネットで行われていることの両方が使えるようになる。 eBookとよばれる電子本等も作成できるし、印刷して欲しくない文書にはセキュリティーをかけて「見るだけ」なんてのこともできる。ホームページを取り込む機能もあるので、気に入ったホームページをそのままの状態で保存する機能は物凄く便利だ。 そしてこのAcrobatのPDFファイルはもともとが印刷される事を目的とされているために、印刷の品質も保証されている。 正に画期的だ。
アドビシステムズ
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